家内の本の宣伝に注力
この1か月間、私は家内の本『遥かなる未来のために(青龍)』の宣伝に注力していました。親戚、友人、知人に宣伝用の葉書を送ったり、メールを送信したりしました。
そして京都新聞朝刊(10月26日の山城版)に著者を取材した記事が載ったこともあり、早くも本を購入して読んでくださった方から感想が届きました。
感想で多かったこと
寄せられた感想で多かったことを挙げますと次の通りです。まず本を書いたことに対して、
①よく調べて書いたねぇ。巻末に書いてある参考図書がたくさんの専門書なので驚いた。
②家事をしながら書くのは大変だったと思う。
③夫婦で小説を書くなんて、趣味が合っていて良いね。
本の内容については、
①会話の部分や心理描写に迫力がある。
②それぞれの登場人物が人間的に良いところも悪いところもあって、うなずける。
③後半、物語がどんどん展開していって面白い。読み終えたのでやっと眠れる。
改善要望もいただきました。
①少し間を置くと登場人物の名前が読めなくなるのでルビをもっと頻繁に振ってほしい。
②人物の関係図をもっと載せてほしい。古代の婚姻関係は現代でタブーとされているものも許されていて理解がしづらいから。
また、①明日香村や斑鳩の里へ行きたくなった、というような明日香村の村長や斑鳩町の町長が聞いたら喜ぶ声も届きました。
現地取材へ車を運転
物語を読むと、しばしば読者は物語に書かれている場所へ行ってみたくなるものですが、書いている人も同様の気持ちになるようです。
執筆中に家内はときどき物語の舞台となる現地へ行きたいと言いました。現在の様子は古代と大きく変わっているのですが、現地へ行くと何か感じるものがあるのだそうです。そのため、時々私が車を運転して明日香村の甘樫丘や飛鳥坐(あすかいます)神社、桜井市の三輪大社や椿市跡、葛城山麓の一言主(ひとことぬし)神社、大阪側の「近つ飛鳥」などへ行きました。
現地めぐりをして私が思ったことは次の事柄でした。
①飛鳥川を舟で遡って来たというのだから、昔は川の水量がたくさんあったのだなあ。
②なぜ三輪大社が特別に敬われていたのか。
③大阪が、古代は河内湖という大きな湖だったのか。
④「大和」の始まりを奈良県だけで考えていたのではだめのようだ。
今後、私の驚きや疑問に家内が答えてくれることを期待しています。そして家内から聞いた内容をもとに、私は多くの知人・友人を奈良の各地へ案内して説明をしたいと思っています。多くの人に奈良の良さを伝えていきたいためです。