ホームページ(HP)リニューアルの反響
本『迦陵頻伽 奈良に誓う』のHPをリニューアルして、そのことを知人に連絡しましたところ、多くの方からコメントをいただきました。
「HPがあることを知らなかった」
「奈良へ行く時の参考になるね」
「週に1回以上更新するなら、ちょくちょく見るよ」
などです。
以前より若返った?
でも、とても印象に残ったコメントは、
「以前より若返ったみたい」
というものでした。リニューアルしたHP「鏡清澄の部屋」のカバー写真で、私の髪の毛がフサフサしていることに驚いたようです。
これはカバーに採用された写真のせいです。HPを実際に更新し掲載して下さっていますYさんから写真提出の要請が私にあり、アルバムからいくつかの写真を探して提出しました。
Yさんが選んだものは、「鏡清澄の部屋」のカバーに、パソコンで執筆している写真、「夫婦で合作」のカバーに、夫婦で校正打ち合わせ中の写真でした。
そして校正打ち合わせ中の写真の中に、夫婦で最初に行ったときに唐招提寺・金堂の前で撮った写真を、二重映しにして入れて下さいました。
唐招提寺での写真はだいぶ若い時のものですし、執筆中の写真は『迦陵頻伽 奈良に誓う』を書き始めた頃のものですから、もう10年近く前になります。比較的最近に撮った校正打ち合わせ中の写真は、私の頭の部分に文字が表示されて、髪の状態が分からないようになっています。それで若返って見えたのだろうと思います。
写真の撮影場所
また、「鏡清澄の部屋」のカバー写真について、
「外の景色がとても素晴らしいように見えるが、どこで撮った写真か?」
とも訊かれました。この撮影場所は、沖縄県の南にあります石垣島の川平(かびら)です。サンゴ礁が見え、黒真珠が採れる川平湾を望むペンションの3階の部屋で数日間パソコンに向かい、執筆していました。この集中して執筆するという機会がなかったら、『迦陵頻伽 奈良に誓う』の制作はうまく進まなかったのではないかと思います。
風車(かざぐるま)
机のわきに立ててある風車(かざぐるま)はマンダラーのお祝いにいただいたものです。マンダラーとは石垣島などの八重山地方にある、満96歳の誕生日のお祝いです。私がペンションに泊まっている時にたまたま近くの家で96歳になる人がいて、子、孫、曾孫(ひまご)、玄孫(やしゃご)までの一族郎党や村の人たちがお祝いに集まっていました。96歳の男性と90歳の奥さんが車椅子で軽トラックの荷台に乗り、皆で歌い踊りながら村内を一周しました。その踊りの時に持っていたのが写真に写っている風車です。
風車のことを土地の言葉でマンダラーといい、輪廻の象徴とされています。